足を瞬時に速くするための魔法の”思考法”

先日、面白い記事を拝見しました。

それは人の面白い特徴を使った実験の話です。

 

研究内容は下記のような感じです。

「英エセックス大学(University of Essex)のスポーツ科学研究チームによると、

 わずか数語の「たとえ話」を使うことでスプリンターの走るスピードが有意に上がったと報告されています。

 

 具体的には「フェラーリのように駆け抜けろ」とか「ジェット機が飛び立つように走れ」と言い聞かせると、

 走るスピードが3%上がったというのです。

 競技会や運動会など「本番直前でもう練習する暇がない」というときに使うと即効性が

 得られるかもしれません。

 研究の詳細は2024年2月1日付で科学雑誌『Journal of Sports Sciences』に掲載されています。」

 

さて、上記の内容を読んでみて、皆さんはどのように思いますか?

 

以前にも思い込みの効果(プラセボ効果)は紹介したことがありますが、

それを走る前に自分に「私はフェラーリだ!走るのが早い!」というだけで本当に早くなるんですね。

なんて人間は雑に作られているんだろうと思うぐらいです。

(逆に精度が良すぎて、変なエラーが起こっているのかも知れません)

 

ただ、この思い込み効果は逆にも働くわけで「私は足が遅い」と思ったら遅くなり、

「私は失敗する」と思ったら失敗するという負の要因にも働く訳です。

そのため、普段の自分への声掛けから気をつける必要があるのですね。

 

特に子供は親の言葉で育つと言われています。ポジティブ、ネガティブ、

どちらの声をかけて育つかで変わってきますね。しっかりと心がけたいと思います。

 

そんな風に言葉の持つ力を理解し、生かしていきましょう。