何か一つのことを新しく行うのは本当に時間とコストが掛かりますね。
大変な労力がかかるのですね。
そして作り上げたもの、取り組み始めたものを無くすときには、同じように時間と手間が掛かります。
今まで培ったもの、投資したものを諦める決断は思いの外、心にきます。
この今まで投資してきた時間や費用のことをサンクコストと言い、
そのサンクコストを手放すことが惜しくてずるずると継続してしまい、
結果として負債が大きくなることがあります。
これをサンクコスト効果またはコンコルド効果と言います。
なおコンコルド効果は、音速の2倍で飛べる飛行機として開発され、
超富裕層向けに短時間での長距離移動を売りに開発されました。
しかし、開発段階から採算コストに合わないことが分かりましたが、
開発されたからには売り出すことになり、赤字事業を行うことになりました。
私が今から行うことがコンコルドにならないように、本当に必要とされているのか、
採算は見合うのか、独自性・優位性はあるか、リスクに対して見合うか、
考えていくことが今から必要です。
何かを始めるのは、時間と労力はかかりますが、意外にできます。
ただ、そのあともしっかりと考えていくのが大事です。
もし、皆さんの中にも、辞めたいけど、ずるずると来ているものがあれば、
しっかりと決断し撤退することも大事です。
辞める勇気も是非とも持っていきたいですね。
そんな風に思います。