皆さんがもし部下や後輩の人との会話の中で、
「頑張っているつもりなんですが・・・」、
「やっているつもりなんですが・・・」
なんて言葉が来たら、どう対応しますか?
もし、「でも、結果が出ていないじゃない」とか、
「つもりじゃ、だめなんだよ」なんていう方も多いのかなと思います。
これが、カウンセリング中でクライエント(相談者)から言われたら、
「自分なりに頑張っているのですね。」「自分なりには精一杯やっているのですね」と
言うかもしれませんね。
他に、こんなことを言うのかな?というものがあったら、考えてみてくださいね。
こんな受け止める言葉もすごく、嬉しいこともあります。
一方で、「頑張っているんですね。」だけで終わっていたら、
話が進まず、クライエント(相談者)の中で気づきが生まれません。
もしクライエントがすごく傷ついてしまっていて、そして望んでいることが
「傷ついているので、慰めてほしい」とかなら、上記の対応も良いと思います。
ただ、「仕事でうまくいかないので、改善したい」というお悩みだったら、
受けとめるだけで終わっては前に進みません。
そんな時に、ちょっとした言葉のニュアンスで展開が左右されることがあります。
例えば、
「自分なりに頑張っているつもりなんですね。だけど、認めてもらえないのは辛いですね。
せっかく頑張っているのに認めてもらえないのは勿体ないので、
認めてもらえるための頑張りを考えてみますか?」
「やったつもり、だけど怒られる。辛いですね。
では、まだ、やっていない部分はどんなことがあるのですか?」
ちょっとした視点の切り替えで話が前に進んだり、
打開策が見つかることがあります。
もし、皆さんがご家族との会話、お仕事場での会話などで悩んでいる際には
ご活用くださいね。