改革を急がない

先日は、岐阜県高山市に行き、高山陣屋という所に行ってきました。

 

高山陣屋というのは、昔の市役所兼裁判所みたいなものです。

現存しているものとしては最も古く、御白州(裁判所件牢獄?)みたいなところもあり、

非常に面白かったです。

 

本当にとげとげした正座させられる石や抱き石も存在するんだなと思いました。

あんな所を座らさせるのを想像すると絶対に私は耐えられないので、

悪さをしたくないなと思いました。

 

さて、そんな高山陣屋ですが、中をのぞくと、高山市の歴史がありました。

その中には、廃藩置県後に、初めて市長みたいになった方の歴史が少し載っていました。

その方は非常に頭もよく改革などを積極的に行う方でした。

結果、28歳にして市長みたいな役割になった方です。

 

そこで、市長になってからも矢継ぎ早に改革案を出して、

地域を良くしようとした結果、非常に多数の反対に遭い、

結果、暴動が起き、無実の罪で捕まり、半年後に病死をしました。

享年29歳。非常に若かったそうです。

 

それを見て私は改革は素晴らしくても、人の心がついていかないと、

どれだけ良いものも実行されないんだなと思いました。

 

私もどんどんと変えようとする人間ですが、

ちゃんと心に訴えかけて、理解を得る必要があるんですよね。

 

私も無理に変えようとするのではなく、

本人たちが変わりたいと思ってもらえるように、

関わっていきたいと思わせていただきました。