相手を理解しようとする力

9月に入り、朝晩は涼しくなりましたが、日中は相変わらず暑いですね。

台風も来ており、明日に関東最接近になっているので、ご注意くださいませ。

 

その台風の影響か、線状降水帯発生のニュースがありました。

四国や北陸、東海などで土砂災害の恐れが発生しているそうです。

 

私の親戚が中国地方に住んでおり、よく氾濫する川の近くに住んでいます。

4年ぐらい前の線状降水帯の時もすぐ近くの民家がまるっと水につかり、

川が氾濫し大変な被害がありました。

  

そんな災害によく合う地域というのはあります。熊本などもそうですね。

ただ、それでもそこから離れず暮らし続ける人がいます。

どうして身の危険があっても、離れないのでしょうか。

 

そこには色々な思いがあります。

その場所への愛着、他の地域に行く不安、文化的な壁、繋がりの大切さなど。

 

そして、これは他人事ではなく、台風や地震の被害が多く、

また経済的に見通しの立たない日本に住み続ける私たちも同じことを外国の方は思うかもしれません。

逃げればいいのに・・・。

 

でも私たちは私たちなりの日本に住んでいる理由があります。

そして、その地域に住んでいる人には住んでいるなりの理由があると思います。

それは想像はできたとしても、理解することは難しい。

だからこそ、想像しながら少しでも理解しようと努めて、耳を傾ける姿勢(知る姿勢)が大切かなと思います。

 

そこから移らない人を馬鹿にするのではなく、そこに住んでいる人の気持ちを汲み取り、大切にする。

そんな姿勢を忘れないでいたいと思います。