祇園祭

先日、京都の祇園祭に行ってきました。

とは言っても観光ではなく、人とお会いして打ち合わせをすることがメインでしたが。

 

その祇園祭は1ヶ月間に渡り行われます。

これを知らない人には結構驚かれますが、下記のスケジュールで執り行われます。

https://kyoto-design.jp/special/gionmatsuri/schedule

 

そんなお祭りですが、起源の多くは神様に祈ることですが、祇園祭は京に疾病が蔓延した際に、

疫神怨霊を鎮める祭礼である御霊会(ごりょうえ)が起源とされています。

実はコロナで苦しんだ時期にぴったりのお祭りなんですね。

  

この祇園祭が行なわれる京都ですが、皆様もご存じの通り平安京が794年に遷都されてから

京の都が出来上がっていきました。

選ばれた理由は諸説あるようですが、その中に四神相応の地だからというのがあるそうです。

(これは私は中学の歴史の授業で聴いたのですが、確定した情報じゃないみたいですね)

 

四神相応とは、風水に基づくものであり清流、白虎、朱雀、玄武という四つの神様に基づくものです。

平安京は、東に鴨川があり青龍が、南に巨椋池(おぐらいけ)があり朱雀が、西に山陰道があり白虎が、

北に船岡山があり玄武が守る、四神相応の地「平安楽土」として選定されたという節ですね。

 

こんな「おまじない」を昔は信じられていたのですが、ただ今でも風水は今も家を購入する際や

マンションを選ぶ際にも参考にしている方もいて、脈々と受け継がれている考え方ですね。

人はどこかに神様や、偉大な力を信じてしまうのかもしれませんね。

 

ただ、御まじないは漢字で書くと「御呪い」と書き、過ぎてしまうと「呪い(のろい)」にもなります。

怖いですね。

 

しかし、心理学も元々は宗教が発生で、哲学になり、実験を踏まえて心理学という学問になったので、

宗教とも関連深いものです。

昔も今も変わらず、人は何か大きなものに頼ったり、見守られたりしながら、

過ごしていきたいのかなと思いました。