癖の改善

「貧乏ゆすり」や「爪を噛む」などの癖を修正する際には、

常に心がけて、やり始めた瞬間に止めることが大事です。

放置してやり続けると癖は改善できません。

 

同じように、思考の癖も、毎日の修正が必要です。

何か失敗があるたびに、「私なんて、どうしようもない」と自分に言い続ければ、

どんどんと自己否定観念が強くなります。

これを放置し続けると、「自分なんてダメだ」が固着して事あるごとに自分を否定し続けてしまいます。

 

その癖の修正として、「失敗は誰にでもある」「この失敗で誰かに迷惑かけた訳ではない」

「失敗しても何度も立ち上がってきた」などの言葉を準備しておき、

自己否定に繋がりそうな瞬間に思い出すことが大事です。

これを続けていくと、失敗を恐れない思考が身に付きます。

 

そして、大事なことは、子供時代は、親の口癖を毎日聞かせれ続ければ、

それが嫌な思考の癖として根付きます。

毎日、そっちの思考に引っ張られるのですね。

だからこそ、自分の発する言葉は周りに影響すると思って、ポジティブな言葉を発したいですね。

 

うつ病などの心の病気を持つ家族は精神的にしんどくなることが多いです。

それは「死にたい」「しんどい」「自分なんて」という言葉を毎日聴き続けることで、

気持ちが沈むのです。

思考が悪い方に引っ張られるのですね。

 

だからこそ、ご家族の方には、「悪いと思わず、あなた自身の心も大事にしてください。

じゃないと共倒れにもなります」とお伝えすることが多いです。

 

是非とも、良い思考の癖を身につけたいですね。