WBCから学んだこと

WBCで日本が優勝し、本当に面白かったです。

 

準決勝のメキシコ戦では、村上選手が全く打つことができず、

ずっと交代しろ、監督は何をしているんだと言われ続けた9回裏、起死回生のサヨナラヒット。

もし村上選手が打たなければ、場合によってはノーアウトからトリプルプレーもある状況で、

監督は絶対に信じて打てない村上選手を送り出すのは、相当に信じないとできないことです。

 

これだけ相手を信じることが、仲間を信じることが出来るのかと思いました。

そして、信じ続けられた中で、応えた村上選手も凄いなと。

これだけ最後の最後まで信じ続けられたら、嬉しいだろうなと。

 

これが信頼関係であり、こんな風に信じ応援する栗山監督のように存在が側にいたら、

本当に自分を信じて力を発揮できるのかなと思います。

 

そして迎えた決勝戦では、全員野球という言葉がありますが、それを体現していたかのようでした。

その中でも面白かったことが2つあります。1つは村上選手の活躍、そして2つ目は批判の声です。

 

村上選手は準決勝の試合で3連続打てなかった後の最終打席で決勝打を放ちました。

その村上選手が昨日の最終戦ではホームランを1本打ち点数を取っています。

 

もし準決勝で交代させられて不調のまま最終戦に臨んでいたらホームランを打っていたのか、

そう考えると「信じ切る」ことが村上選手のWBCでの分岐点だったのかもしれません。

 

そして、そんな栗山監督に関して、「甘すぎる」「不調の選手を変えない」という記事があり、

『関係者から厳しい意見が出ている』と報じるネットニュースが上がり批判が出ていました。

その「甘すぎる」理由が名前を「ちゃん付け」で呼んでいることです。

 

多くの批判が出ていて少数派になっていますが、

まだまだ「監督(上層部)」が「選手(部下)」と仲良くしコミュニケーションを取ることは

「甘い」と考える層がいるんだなと、

「不調な人は他の側面で貢献していても切るべき」と『その不調な選手が多大な貢献をし、

優勝という結果を出しても』、考える層は居るんだなと思いました。

もちろん、少数でしょうけどね。

 

少しずつでも雰囲気が変わっていくと良いですね。

まずは信じ切りながら、関係を築き、一番の応援者になること、

これを心がけたいと思います!