2月は旧暦で如月と言います。
如月の由来には、厳しい寒さに備え重ね着をする季節を意味する「衣更着(きさらぎ)」、
段々と春に向けて陽気が来るを意味する「気更来(きさらぎ)」、
春に向けて草木が更に生えてくるという意味の「生更木(きさらぎ)」から転じたなどの
色々な説があるようですね。
先週は非常に厳しい寒さで全国的に雪になっていたので、
まさに「衣更着(きさらぎ)」だと思います。
そんな冬の大雪ですが、毎回、大雪の前には大量の買い占めが発生します。
理由としては商品入荷が見込めなかったらどうしようという不安感が大きいようです。
ちなみにこの不安感による多くの人の一斉の行動は良く起こることで、
株取引などの株価の暴落なども人々の不安感から現れたものです。
その為に、あるチャートでは、人の気持ちが今、どのように傾いているのかという
VIX指数(恐怖指数)というものがあります。
普段は10~20付近で推移し、不安感が起こり始める数値が30、
コロナの時には83.56を記録したそうです。
人は不安に駆られ、かつ周囲も不安を煽ると
一気に実態以上の不安と恐怖を生み出すことが分かっているのです。
最近のAI投資の中には、
この人の「感情」も組み込んだ投資プログラムを開発しようという動きがあり、
立命館大学の先生が論文を書いていました。
人は感情の生き物ということが分かりますね。
冬の如月は特に悲観的な感情が現れやすいです。
是非とも気を付けて、心の安定を意識して頂ければと思います。