全力を出し切る

昔、講師をし始めた時に、とある先輩講師から「講師は持っているものを全部出さずに

小出しにする方がいい、長続きする」と言われました。

 

その時に率直に思ったのは

「全部出して、次の講義の際には新たに仕入れたものを出せばいいだけじゃない?」ということ。

なんと素直さが無い、ひねくれた考えなのでしょうか。

  

そんなスタンスを貫いている私は、どこでも自分の知識や経験にストッパーを掛けずに、

全力でその時その場で感じたことや、今まで学んだことを提供しているつもりです。

その結果、学びたいと思ってくださる方がいらっしゃることに感謝の念を覚えています。

  

多分、一人ひとりに個性があるように、講師にも一人ひとり個性があって良いのかなと思います。

小出しにして長く提供する方もいれば、毎回、全力投球で出し切る方もいる。

私は後者の方かなと思います。

  

その結果、13年、カウンセラーと講師を続けさせていただいています。

本当にありがたい限りです。

 

そんな事を昨日、わざわざ東京から対面でレクチャーを

受けたいという方とお話する中で思い出しました。

  

ただ、全力を出し切り、次までに新たな知識を習得する方法は、我ながら大変ですが。

読書量や論文閲覧量は以前よりかなり増えました。

専門性を高めていかないと、止まってしまうからですね。

 

今後も全力を出し切って、取り組んでいきたいと思います。

皆さんに少しでも支援ができるように、学んでいき、経験していき、

成長していきたいと考えています。