学生が就職活動をする際に、自己PRや学生時代に力を注いだことを考え企業に伝えていきます。
そのためには、自己分析という自分の良い所を探すという所からスタートします。
ただ、今の大学3回生は、2020年に入学。
いわゆるコロナ1年生であり、入学前に緊急事態宣言となり、
入学式もなく1年間は全てオンライン、2年目に少しずつオンラインから対面になり始めましたが、
部活やサークル活動は控えるように言われ、大学の学部によってはアルバイトを控えるようにも言っています。
そして、完全に対面の授業になったのが今年の4月。
そのため、大人がイメージする大学生活を1年程度しか送っていないのに、
大学時代に見つけたことを発表しなさいと言われるのです。
その為、今の学生には「訴えられるものがない」「アピールできるものがない」ということを
悩んでいる学生が多いです。
ただ、そんな学生たちも話を聴いていると、実はちゃんと学生たちなりに考えて取り組んだことや、
頑張ってきたことがあります。
大人でもテレワークでサボる人が多い中、学生は多くの課題や僅かな動画から学習し、
生活しなければいけないと考えて、大変なドラックストアで働いた学生もいるのです。
それを自分にとっては「当たり前」のことであり、
皆が出来ていることだからとアピールポイントにならないと考えています。
でも、そんな当たり前のことを真面目に取り組み続けるって、
実は一番、大変な事かなと思います。
自分にとっては当たり前のことでも、それをコツコツと積み重ねることは、
他の人には出来ないことかもしれません。
当たり前のことは大したことではないと思わず、
自分なりに誇っていい、素晴らしいことと思っていただきたいと思いました。
そんな思いが伝わるような相談や授業を頑張って取り組もうと考える今日この頃です。