先日、セミナー中に自分自身で気付いたことがあります。
私はセミナーや授業中には、自分の言葉が相手に伝わっているかどうか、
どうすれば相手に伝わるのか、この説明で相手に分かるのか、
色々と考えながら話しています。
その結果、頭に全ての血が集まるからか、手先がしびれていることに気づきました。
これは対面のセミナーでは感じていましたが、
最近ではオンラインでもなっていると気づきました。
身体全体がセミナーモードに入っているのかなと思います。我ながら驚きです。
人はとても不思議な存在で、ある能力を鍛えると、そこに特化して成長していきます。
例えば、シャープペンシルの芯は非常に細いです。
その細い芯を削って菩薩像を掘る人もいます。
初めは趣味で削る中で、精密作業と細かい視野が鍛えられ、芸術作品ができるのですね。
すごいです。
製造の人は、コップの水を見て大体何センチ残っているか分かるのです。
私が実際にメーカー営業をしていた時代に、お客様の製造現場の方が、
これは何センチだと言われて、定規で測ったらぴったりで驚きました。
そして、これは意図しない部分でも起こります。
例えば、「自分なんて、どうせダメだ」という自己否定や、
「頑張るだけ無駄」という諦めに関しても、能力が成長してしまいます。
そうすると、どんどんと無気力で頑張ることができない自分ができていくのです。
恐ろしいですね。
もちろん、何でもかんでも頑張る必要はありませんが、
折角、生きるなら、少しは生きやすくなりたいですし、
自己否定よりも自己肯定で過ごす方が生きやすいですね。
自分で伸ばしたい能力は何かを考えていき、意識をして行くと、成長していきます。
是非とも、自分のなりたい姿をイメージしていただければと思います。