ヒヨドリ団子

日本には色々な種類の渡鳥が飛んできて、そして飛び去ります。

小学生の時には、お盆休みの時期に青森の龍飛岬から見上げる大空一面に、

渡鳥が飛んでいる景色は今でも覚えています。

そんな渡り鳥ですが、昔の記憶はあれど、すっかり忘れていました。

 

そんな時に、たまたま渡り鳥を見に行く機会がありました。

それはヒヨドリ団子と呼ばれるヒヨドリの群れで、見ていて面白かったです。

 

ヒヨドリたちは、陸続きの所はバラバラに飛んでくるのですが、

海を渡る手前で林のすぐ上で、多くのヒヨドリが集まっていき、

たくさん集まってから、ようやく、風が吹いた瞬間に海に向かって飛び立ちます。

 

ただ、一気に行くヒヨドリもいれば、怖くなって引き返すヒヨドリ、

何回も迷って行ったり来たりするヒヨドリ。

ヒヨドリの性格もバラバラだなと思い面白かったです。

 

そんな個性がバラバラで怖がるヒヨドリたちも、

集団となることで、勇気が湧いてくるのか、

一回目、二回目で飛び立てないヒヨドリも

勇気をもって三回目に飛び立つようなヒヨドリもいます。

 

人も一緒ですね。

自分一人で、何か行動を起こす勇気が無かったとしても、

仲間と一緒であれば、一歩を踏み出す勇気がでてきます。

 

チャンスがあった時にすぐに飛びつく人、躊躇って後発組と動く人。

人と鳥は似ているなぁと感じました。

 

どのタイミングでも良いですが、しっかり飛び立ちたいと思います。