「敬天愛人」という言葉をご存じでしょうか。
私は知りませんでした。
この言葉は、8月24日に逝去された京セラの創設者 稲盛和夫先生が使っていた言葉で
「天道に従って人とともに善をなす」という意味です。
他にも稲盛和夫先生は、利他の精神などを使っており、儒教の考え方と近いため、
中国で凄く流行しているそうです。
この「天道」という言葉は、「自然に定まっている道理」ということで、
正しい道というと曖昧ですが、
「人にただ優しくするのではなく、相手のことを考えた上での優しさをおこなう」
「人に対して行ったことは返ってくる」などを理解し行うことです。
誰かを助ける事、誰かを支援することも天道であり、
ただ単に助ける訳ではなく、お腹を減らしている人に食物を分け与えるだけではなく、
食物の獲得方法を伝えていくことが「天道に従っている」ことかなと思います。
次には「人とともに善をなす」多くの人の協力して、善をなす。
この部分は大変ではありますが、協力者を見つける、または誰かに協力をして行く。
それをしっかり実行していきたいと思います。
大切なことは、自分自身の中の正しい道にしっかりと寄り添い、
そして、それに賛同してくれる多くの人と共に歩んでいくことの大切さを説いている言葉です。
一人で何か大きなことができる訳ではありません。
ただ、今は誰かと協力して取り組むことを苦手としている人が多いです。
そんな時こそ、しっかりと協力していくことに力を注ぎたいですね。
敬天愛人の気持ちをしっかりと心に留めておきたいと思います。