親が最初のロールモデル

皆様が最初に仕事をしている人の姿を見たのは、誰の姿でしょうか。

スーパーの店員さん?病院の先生?

多分、家から仕事に出ていく親ではないでしょうか。

 

ロールモデルとは、自分にとって、具体的な行動や考え方の 模範 となる人物のことを指します。

そして、仕事の最初のロールモデルは、親なのかなと思います。

 

ある経営者の学びの会に参加させていただき、そこでの話の内容が

『親との繋がりを改めて感じる』という内容でした。

その会で、経営者の中には親と不仲の人も意外に多いということを知りました。

 

経営者の中には、親から独立するために、起業し会社を大きくした方や、

親の会社を継いだ際に様々な衝突で親との関係が悪化した方などもいました。

 

そのような衝突した後に、数年間は事務の人を通してじゃないと

社長である親と話せないぐらいの関係になった人もいました。

 

ただ、親の後を継いで経営者になった際に、経営者として色々な所に頭を下げたり、

お金に悩む中で、「親はこんな大変な事を経験しながら自分を育ててくれた」という感覚を持ったそうです。

 

そして、その時に、親と話してみようと感じ、数年ぶりに話した結果、

色々なことを腹を割って話し、そして経営に関する考え方を学んだそうです。

そこからは少しずつ経営状態が良くなり、黒字が続くようになったそうです。

 

今まで考えた事が無かった、親の立場を想像して考えることで、親のありがたみや大切さが分かり、

親の言葉を素直に受け入れることで、今まで気付けなかったことや

自分の至らない部分を理解できるようになったそうです。

 

  

「親はどんな仕事をし、どんな体験をしながら、自分たちを育てたか」、

働いている私たちだからこそ理解できますね。

 

是非とも、考えてみると、親との関係が変わっていくかもしれません。

そんな風に思う時間でした。