言葉の背景の思考

人の言葉には、色々な意味が含まれています。

そこを理解することで、相手のことをより深く理解することができます。

 

例えば、「私はお金が欲しい」という人がいたとします。

この人は、どのような状況でしょうか。

 

きっと、お金に溢れていて、お金に全く困ったことがなく、心が満たされている人は、

絶対にこの言葉を言わないと思います。

 

現在お金がなかったり、過去にお金に困ったことがあってお金に執着している人が

「お金が欲しい」という言葉を使います。

 

「ほしい」という言葉の裏側には、「今はない」「足りない」などの思考があるのです。

 

他には、「本当なら、仲良くしたかった」という言葉を言う方は、

きっと仲良くしたかったけど、できなかった『後悔』のような思いがあります。

 

「私だって」という言葉を言う人には、『くやしさ』や『劣等感』のような気持ちがあるのかなと思います。

 

こんな風に、些細な一言には、本音の考えや気持ちが潜んでいます。

大事なことは、表面的な言葉だけを受け止めないことです。

しっかりと話を聞き、些細な一言に注意を払って、言葉の背景を聞くことができれば、

目の前の人の価値観に寄り添うことができるのかなと思います。

 

皆さんは、普段、どのような言葉を発していますでしょうか。

その言葉の背景に、どんな気持ちや考えがありそうでしょうか。

そこには、自分が気づいていなかった自分自身に気づくことができるかもしれません。

気付かなかった思いや願望が潜んでいるかもしれません。

 

一度、自分が誰かと話す内容をICレコーダーで録音して聞いてみると良いかもしれません。

是非とも自分の言葉の背景には、何が潜んでいるのか知って、活用をしていきましょう。