ほんの少しの手間で、効果が変わることがあります。
昔の私はそれを理解しておらず、「そんな一手間で何が変わるの?」というぐらいに考えていましたが、ちょっとした手間を行うだけで変わることが多いです。
例えば、お店で売られているサンドイッチもトースターで少し焼くだけでおいしさが変わります。
お弁当やお惣菜も温めなおすだけで美味しくなりますね。
その手間を省くと、おいしいですが物足りない感覚も生まれます。
カレーパンをトースターでカリッと焼き直すだけでも、
美味しさは2倍ぐらい変わるのではと思ってしまいます。
人間関係でも同じです。
「いつも、ありがとう」
「元気が出るよ」
「気にかけてくれてうれしい」
こんな言葉がけでも、とてもうれしいです。
直接言わなくてもLINEで送ってくるだけでもうれしくなりますね。
お誕生日を覚えてくれていて、「おめでとう」と言ってくれるだけで嬉しくもなります。
相手の記念を覚えていて、それをお祝いすると、すごく感謝をするでしょう。
逆に好みを覚えていて、「これって嫌いだったよね」という一言を言えるだけでも「覚えていてくれていた」とうれしくもなります。
そんな風に、分かってくれる人には、お返しをしたくなるので、好意が返ってきます。
ちょっとした、ひと手間を加えると円滑な関係ができますが、
それを省いてしまうと、どんどんと味気がなくなっていきます。
でも人は面倒くさがりなので、ついその手間を省いてしまいます。
自分自身がちょっとした心配りをしてくれて喜んでくれたことがあったとしても、
つい忘れてしまってひと手間を省いてしまうのです。
人間関係を良くしたいと思う人は、ぜひとも相手が変わることを望むのではなく、
自分がひと手間を加えて、ちょっとした心配りをしていくことが大事かもしれません。
是非とも、ひと手間を惜しまずに取り組んでいきたいですね。