挑戦と無茶

人が成長するには、挑戦は必要です。

いつもと同じ作業をいつもと同じように取り組んでいる場合、

その作業に関しては熟練(速度が速くなる、質が向上する)しますが、

成長(人としての成長、多様性、柔軟性)はあまりありません。

 

そのため、成長につながる挑戦は、大切です。

今までの自分とは、ちょっと違う自分になるために、

普段とは違うことに挑戦をするのです。

 

ただ、挑戦と無茶の違いを分かっていないことで、

大変なケースになることがあります。

 

挑戦は今まで行っていないことに挑むことですが、

無茶はそれができる目星もなく引き受けることです。

 

例えば、普段は断っている作業を引き受ける際に、

時間や自分の経験を考え、ぎりぎりいけるかな?という時に、

「えい!」と勇気をもって一歩を踏み出すことは、

挑戦です。

 

一方で、心の中では、いっぱいいっぱいで、無理だと思っているのに、「分かりました。やります」というのは無茶です。

自分がしたくないのに、潰れそうなのに引き受ける。

そんな無茶を繰り返すと、心身の負担が大きくなり、

倒れてしまいます。

 

無茶ではなく、怖いけどちょっとだけ自分を試す挑戦、

これを行うことで、どんどんと自分の枠が広がり、

自分はこんなこともできるんだという発見につながっていきます。

 

挑戦と無茶を間違ってとらえず、

自分自身を成長させていきましょう。

 

成長した後には、仕事や人間関係を振り返ると、

新たな発見があり、仕事や人間関係を楽しく感じることも増えます。

 

今後の成長のために、今は休むことが必要と思うのであれば、

「勇気をもって休む」ことも挑戦です。

 

あなたにとって、良い挑戦をしていきましょう。