流れに身を任せる

世の中、便利になってきて、

できることが増えていっています。

 

本当に昔は、山を一つ越えた街に出向くなんて、

1日がかりの遠出で大人にならないとできなかったことです。

それが、今では電車に乗れば子供でもいけますね。

 

遠く離れた人と、話をすることも夢のようなことですが、

今ではスマホを持たず遠方の人と話せない方が「遅れている」と思われてしまいます。

 

 

昔は、夜に時間を過ごすなんて、読書かおしゃべりぐらいしかなかったのですが、

今では時間を潰す方法なんて幾らでもあります。

 

お腹が減っても24時間のコンビニがあれば、冷蔵庫から食事を取り出し電子レンジで温めれば、すぐに食べられます。

 

 

そんな風に便利になれると、少しの不便に対する耐性が減っていきます。

大雪で移動が困難になること。

病気の治療がすぐに受けられないこと。

外出が制限されること。

 

でも、本当は、色々な制限や不便があるのが、当たり前なんですね。

それが自然であり、それが世界であるのです。

その不便や制限を多くの人の努力により解消されていただけなんですね。

 

不便なことがあれば、「これが自然なんだな」と感じる。

便利なことがあれば、「不便を解消してくれた多くの方がいるんだな」と思ってみる。

 

自然の流れに抗わずに身を任せ、感謝をしながら生きてみる。

そうすると、不便や思い通りにいかないことがあっても、カリカリせずに生きられるのかなと思います。

 

世の中は、まだまだ上手くいかないことが多いです。

むしろ、何とか努力して改善しているぐらいなので、上手くいかないのが当たり前です。

 

そんな上手くいかないことに心を荒げるのではなく、笑顔で受け流せると心穏やかに、

そして幸せに過ごしていけるのかなと思います。

 

実は、ただ生きているだけで幸せなのが世の中かもしれません。

私はあなたに、今日も笑顔で過ごしていただきたいと思っています。