経験と真っ新な気持ち。

様々な経験を積んでいくことは、掛け替えのない財産を獲得することと一緒です。

経験があることで、出来ることも増え、成長にも繋がっていきます。

 

ただ一方で多くの経験を積むほどに、色々な思い込みができしまいます。

例えば、子育てをすると自分の子育て経験で、相手にアドバイスをしてしまいます。

自分が経験したことと、相手の状況は全く違ったとしても、です。

 

その為、様々な経験を積んだとしても、大事なことはフラットな思考を持つことです。

真っ新な思考と言っても良いと思います。

 

例えば、子どもは「悪いことをしたら、ごめんなさいって言うんだよ」

「何かをして貰ったら、ありがとうと言うだよ」

などの言葉を言ってくれます。

これは、本当に正しいことですよね。

 

しかし、相手との間でわだかまりを覚えていると、

なかなか、素直に謝ることができません。

 

同じように、過去に自分が勉強できず学歴が無くて後悔したとすると、

勉強や学歴が大事と考えて、子供に学歴を与えようと必死になってしまうことがあります。

目の前の子どもが、勉強よりクリエィティブなことに才能と興味があったとしても、です。

 

大事なことは、経験豊富で色々なことを学んでいるからこそ、

相手と向き合う時はフラットな気持ちで、真っ新な思考で

思い込みや決めつけをせずに、相手と向き合うことかなと思います。

 

難しいことですが、とても大切なことですね。

 

真っ新な気持ちがあるからこそ、

今までの経験を生かすことができると思います。

 

それを研修の場面で思いました。

人は一人として、同じ人はいません。一人ひとり個性を持った存在です。

だからこそ、真っ新な気持ちで向き合い、

そして、じっくり話を聞き、支援をする時には経験を生かすことが大事かなと思います。