限りある意志力を活用しよう

先日、if thenという「もし~したら、~しよう」という考え方をお伝えしましたが、
下記のようなメッセージをいただきました。
 
「意思が強い人がうらやましくて、私は意思が弱いから続かないんです」
確かに、決めたことはやり抜く人を見ると意思が強いなぁと思いますし、
すぐにくじける自分を振り返ると、意思が弱くて悲しい、
なんて思ってしまいますよね。
 
そんな時に、学んだことがあります。
それは、「意思力」には限りがあるということです。
 
例えばダイエットをしたい!という意思があったとします。
だけど、職場で上司に気を使っていたり、家庭で子供やパートナーの世話に疲れてしまう。
そうすると色々なところに意思を注いだりすると、どんどん意思力が削がれ、
ダイエットしたいけど、甘いものを食べてしまうという風になってしまうのです。
 
そのため、極力、何かをしたい時には、他の部分での意思力は温存して、
やりたいことに力を注ぐと良いよ、というお話です。
 
ただ、意思力と伝えると、「そんなことない、できる人もいるんだから私が意思が弱いだけ!」って思う人もいますよね。
ただ、この意思力を体力に置き換えると分かりやすいです。
 
フルマラソン走ろうと思っているのに、その前に家の大掃除や
ロッククライミングをしてから走ろうと思っても
オリンピック選手ですら走り切れなくなってしまいます。
そこだけに全力を注ぐことで、成し遂げることができているんですね。
 
そのため、大切なことはやりたいこと、取り組みたいことを決めた後は、
やりたいことに力を注げるよう、環境を調整していきましょう。
 
家庭や仕事で大きなストレスはためないようにする、
変化を起こしたいときには、大きな仕事は最初に片づけておく、
子どもやパートナーには事情を伝えて、期間を決めて協力してもらうなどです。
その結果、やりたいことが実現できる可能性が高まります。
  
「そんな調整できないから困っているんです!」という人にはどうすればいいのでしょうか?
そんな時には、周囲に相談をしてみましょう。
 
限りある意志力を活用し、成し遂げると少し意志力が増えます。
どんどんと成長して、一緒に成長しましょう!