運命の女神

「運命の前髪だけに毛髪があり、後頭ははげている。

 もしこれに出会ったら前髪を捕えよ。

 一度にがしたら、神様でもこれを捕えることは出来ぬ」(ラブレー)

 

この言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

私も聞いたことがあります。

 

ただ、この話を聴いたときに、チャンスが来たらすぐに掴もうと思っていました。

しかし、先日、ある方が仰っていました。

「運命の女神の前髪を掴むなんて、失礼なことはしたくない。

 むしろ運命の女神がチャンスを渡しにきてくれるよう

 自分を磨き続けて、魅力的であるよう努力をします」

 

凄いですね。

この魅力的は外見を磨くのではなく、

「あの人は凄いな。チャンスを渡したいな」

そんな風に思ってくれるぐらいに、磨き続けることです。

 

チャンスがあれば掴むことは当然です。

ただ、それ以上にチャンスが来るように行動すること、

さらにはチャンスを招き寄せるように自分を磨くことが重要なのだと

感じました。

 

コツコツとした行動や研鑽は大変なことですが、

でも、考えてみると当たり前のことだと思いました。

もしあなたが働く中で2人の後輩がいて、

1人はいつも一生懸命に働き努力をしていて、

もう1人はいつもだらっとサボっていて「チャンスがあれば動きます」と

話していたとします。

 

大きな仕事があった時に、どちらにそのチャンスを渡したいでしょうか。

サボっている方にチャンスを与えたいとなかなか思えませんね。

 

ただ、運命の女神は優しいとも言っており、

変化のきっかけとなる運命の女神は、この時、この場でも微笑んでいると仰っていました。

 

大きな機会ではなくても、小さな機会はたくさん転がっています。

その小さな機会をつかみ、行動し続ければ大きな機会が舞い込んでくるのかもしれません。

 

そうなれるように運命の女神に微笑みかけてもらえるぐらいに、

行動し続けたい人の背中を後押ししたいと思います。