400mハードル日本記録保持者であり、アスリートとして有名であった為末大選手をご存じでしょうか。
今では作家でもあり、起業家でもあります。
アスリートだけではなく、文章も書けるなんて、本当に凄い方ですね。
その為末選手の言葉で心に残るものがありました。
「スキルへの近道は最終的に到達点を低くしてしまう。
回り道をして多様な体験をした方が高いところに登りやすい。」
つい効率やノウハウを求めてしまう気持ちや
正解や答えを早く知りたいと思ってしまうことはないでしょうか。
人は損をすることや、失敗を嫌い、避けたいと思ってしまいます。
その為、近道を探りたいと思う気持ちはあっても当然です。
しかし、手を抜いて手軽にスキルを求めようと考えてしまうと、
到達点は低くなり、行きつく先も身近であり、
有難さも薄くなってしまうと思うといかがでしょうか。
私もついノウハウやスキルを求めがちです。
失敗をしたくないと考えて、正解を求めてしまいます。
ただ、為末選手の言葉を見た時に、
簡単に手に入るノウハウやスキルは、短期的には良くても
長期的には自分自身の成長を妨げてしまうかもしれないと感じました。
私の人生も、あなたの人生も、この先、数か月で終わる訳ではありません。
この先、数年も数十年も続く可能性が高いです。
それであれば、到達点は低くてすぐにたどり着けるところではなく、
到達点は高くて、登山のように苦労するけれど見晴らしの良い高い所に
登っていきたいですね。
その為には、試行錯誤を繰り返し、
失敗や遠回りを笑って乗り越えながら、
トライアンドエラーを 繰り返していきたいと感じました。
そんな風に思う今日この頃です。