別れるからこそ、今を大切にする

先日、学生たちの卒業式があり、
多くの人が笑顔で卒業を祝っていました。
 
今年は卒業式はできても保護者の立ち会いや、
卒業祝いの懇親会はできず、まだまだ制限は多いです。
それでも、昨年の突然のコロナ禍で卒業祝いができなかった状況と比べると
まだまだマシだという方もいるかもしれませんが、
私はそれでも、やっぱり残念だなと感じます。
本当にビフォーコロナ、アフターコロナで様々なことが変わりましたね。
ただ、その中でも変わらないこともあります。
それは、別れがあるということです。
非常に悲しいですが、入学をすれば卒業があります。
生誕があれば死別があります。
私たちは分かれるために出会ったわけではないのに、
それでも別れはあります。
では、そのようなどうしようもない別れに対して
どうすればいいでしょうか?
別れを避けるために、出会うことを避けることを選ぶ方もいるかもしれません。
しかし、それでは、どんどん孤独になってしまいますね。
私は、分かれるまでの間に、満足するぐらいに
目の前の人を大切にできるかどうかが大事かなと思っています。
子どももいつかは巣立ちます。
それを考えて、めいっぱい愛情を注いでみること。
(但し溺愛・過保護とは別ですよ)
目の前の人もいつかは離れるなら、
今、一緒にいる時間を大切にすること。
それだけ時間と愛情を注げば、辛くはありますが、
笑顔で別れることができ、懐かしくて会いたいときにも
また会うための行動をしようと思えます。
今、目の前にいること、
一緒にいることにどれくらいの愛情を注げていますか?
私は、卒業式にお花をくれた学生がいて、
目頭が熱くなりました。
ありがとう!