信じる力と疑う力

自分自身を信じることで、大きな力が発揮できます。
私は、この仕事をやりきれる!
そう信じて、突き進む人は、迷わず悩まず前に進むので、
本当にやり切れることが多くなります。
一方で、自分は大丈夫だろうか?と思いながら取り組むと、
不安や迷いで頻繁に手が止まり、「大丈夫かな?」「これでいいのかな?」と考え
結果的に、出来上がらないことや、失敗をしてしまうことがあります。
そして、最近は信じる力以外に、”疑う力”の大きさも分かってきました。
自分で自分を疑う、誰かを疑う。
そんな風に疑うことで、大きな力が働くのです。
それは、否定したくなるポイントや些細な欠点を発見しやすくなるということです。
例えば、今回のブログを書いていますが、このブログに対して猜疑心を抱き、
きっと、どこかで騙そうとしていると疑ってかかっていたとします。
そうするとどうなるでしょうか。
きっと、この文章で伝えたいことの意味を汲み取るよりも、
この文章の中での矛盾や、誰かに対して非難に当たるかもしれないことを
探し始めてしまいます。
では、これが自分自身に対して向いたときに、どんな効果をもたらすのでしょうか?
それは、自分の言動に対して不信感をいだき、
終わったことや済んだことにも、「これで良かったのかな?」と疑い続けます。
目的地に対して、1歩進んでは2歩下がり、どんどん後ろに向かって歩んでいきます。
そして、決して『目の前に起こっていることは自分にとって、どんな意味があるのか?』
『これを乗り越えれば、どんな成長ができそうか?』などの
前向きな発想を受け入れることができなくなるのです。
疑う力は、目の前のことが『正しいことなのか?』ということを
確認するときには、非常に役に立ちます。
しかし、あなたが幸せになりたいときに、
常に「自分は果たして幸せなのか?」を疑い続けても、幸せには到達しません。
むしろ、「これ美味しい~」「やった~!嬉しい~!」と反応し、
「やっぱり私は間違ってない!」と思える方が幸せですね。
信じる力と疑う力を、しっかりと切り分け活用していきましょう!