言語化の効用

・何かむしゃくしゃしてたまらない
・よく分からないけど、悲しくてしょうがない。

そんなときに、感情の赴くままに行動すると、
物を壊したり、大切な人に暴言や暴力をしたり、
ひたすら泣き叫んだり。

そんな風な行動を取ってしまい、後から悔やむ方が多いです。
そして、場合によっては、自分の周りから人がいなくなり、
余計に辛くなることも・・・。

ただ、感情を押し殺すのはしんどいですよね。
感情は抑えこみ続けると、病気にもなってしまいます。

それでは、感情が溜まってどうしようもないときには、
どうすればいいのでしょうか。

それは『言葉にすること』です。

この言葉にすることを、専門的に言語化と言います。
何か格好いいですよね。

そんな風に思って、ちょっと格好つけて「言語化」と言いますが、
要は、今の思い・考えを『言葉にしてく口から出してみましょう』ということです。

この言語化は優れた効果があります。

言葉にすればするほど、初めは支離滅裂でも、少しずつ頭の中が整理できていきます。
整理ができると、自然と手の中に納まるぐらいに感情はしぼんでいき、
「どうすれば、いいのかな?」と考えることができます。

例えば、むしゃくしゃしてたまらないときには、
「私は、むしゃくしゃしてたまらない、昨日も自分なりに頑張ったのにうまく行かずに怒られる。考えて悩んで行動しているのに、どうして自分ばかりこんな目に合うのか分からない。こんな気持ちにならないようにしていきたい」

こんな風に言葉にどんどんしていくと、ただ暴れるだけじゃなく、自分の悩みが理解できていきます。

そして、人は不思議で自分の心の内を一旦、外側に出すと、心が落ち着き、
客観的になっていくのです。
ただ、感情のままに吐き出すと、どんどんと感情が荒ぶっていくのです。

「感情のままの行動」「感情を言葉にする行動」
どう行動するかで、感情のままに暴れるのか、落ち着くのか、が変わってきます。

さらには、周囲の人からサポートも得やすくなり、
人が離れることもなく、前に進むこともあるのです。

感情は出すのではなく、言語化していく。
是非とも心掛けたいですね。

難しければ、是非とも一緒に取り組みましょう。