前回、色眼鏡で物事を見ない大切さをお伝えしました。
ただ、目の前で何も起こっていないのに、
不安や不満が起こることがあります。
例えば、
特に目の前で何も起こっていないにも関わらず、
将来に対して漠然とした不安が起こって、しんどくなってしまう。
数日前にしてしまった失敗が頭の中で思い出して、
凄く恥ずかしい気持ちや自分を責める気持ちが出てきて、しんどくなってしまう。
そのようなことが起こることがあります。
これはどうしてでしょうか。
このようなことは、無意識に起こって、どうしようもできないことと
思っている方もいらっしゃいます。
しかし、これらの無意識に思ってしまうことも、少しずつ練習をすることで、
改善していくこともできるのです。
それは、頭の中で自然に沸き起こる感情に囚われないことです。
少し想像をしてみてください。
将来に対して漠然とした不安が起こってしまった時、
頭の中には、どんな考えが浮かんでいるでしょうか。
「将来はしんどくなりそう。」「どうせ上手くいくわけにはいかない。」
「もう考えたくない、嫌だ。」「消えたい。」
そんな声が多く締めています。
そんな中で、
「まぁ、今までも生きてきたし、きっと今後も生きていけるよ。」
「私は愛されているし、何とかなるよ」
という声が出てきたとしたら、どのような気持ちになるでしょうか。
漠然とした不安から、ちょっと前向きな気持ちになるのです。
頭の中には無意識に様々な声が出てきています。
しかし、頭の中で、あえて声を出して、無意識の声の中に、意識的に声をかけるのです。
初めは意識的な声は小さく、すぐに掻き消えてしまいます。
でも、繰り返し、声をかけ続けると、その声は少しずつ声が大きくなり、
残り続けるのです。
あなたが耳を傾ける『声』を選んで、
あなたを元気にしていきましょう。