「世の中には、良いも悪いもなく、ただ事実があるのみ。
それを、良い・悪い、良かった・悪かった、ととらえて
一喜一憂するから、しんどくなる」
と学んだことがあります。
その時は、???と思いましたが、今ではその意味も分かります。
ある有名な心理学者は、 心の悩みを解きほぐすヒントは東洋仏教にあると言っていました。
ここでいう東洋仏教は、日本の神道や、インドの仏教ですね。
その仏教の経典でもある般若心経には、 人は悩みを作り出しているという意味合いが書いているのです。
尚、この学者は「私は宗教を学んでいるが、信じてはいない」 とも言っていたので、
私は何となく好きになりました。
もし、自分の考え方・思い次第で、悩みが無くなれば、 どんな気持ちで過ごせるでしょうか。
どれだけの行動力を得られるでしょうか。
なんだか、わくわくしてきますね。
では、そうなるためには、どうすればいいのでしょうか。
人は、色々な色眼鏡があるといわれています。
例えば、向こうの方で同僚二人が話していると、
「きっと、自分のことを言っている」と考えてしまう。
他には、前を見ると、急に誰かが顔を背けたように見えて、
「自分は変な姿じゃないんだろうか?」と不安になる。
この色眼鏡を外すことが大切です。
同僚二人が話していたら「二人は話しているなぁ」
顔を背けられても「顔が横を向いたなぁ」
という事実だけを見て、 色眼鏡であれこれ考えないことが大切です。
色眼鏡ではなく、ただの事実としてみる。
それ以上は考えない。
そんな癖をつけると、悩みが減り、その分、頭がすっきりします。
好きなことに意識を向けるエネルギーが出てきます。