「エレベーターピッチ」って何だろう?

エレベーターピッチという言葉をご存知でしょうか。

エレベーターピッチとは、数十秒という短時間で行うプレゼンテーションのことです。
発祥はアメリカのシリコンバレーと言われており、
語源は、エレベーター+ピッチ(=説明する)ということです。

エレベーターの中で1階から10階に上がる数十秒間という短時間の間に、
多忙な投資家や社長に説明をするという所から来たそうです。

この言葉が存在するだけで、どれだけ世の中は忙しいんだと思いますが、
この世の中は、ホームページも2秒ぐらいみて、
不要と思われたら閉じてしまう。

Tiktokなどの動画も、2秒程度で面白くないと思えば、
次の動画に移るなど、数秒で判断されているようです。

社長や投資家ではなく、私たち自身も、どんどんと短期になり、
短い時間での説明を求め、単純・簡潔・分かりやすくを
求めているようです。

その結果が、エレベーターピッチですね。
実は就職活動の中にも、20秒自己PRや20秒志望動機が存在します。

20秒というわずかな時間で自分の説明をする。
もしくは、企業に入りたい理由を20秒で伝えることが必要なのです。

これでロジカルシンキングや要約力、プレゼンテーションスキルを見ているそうです。

世の中は、どんどんと短時間化しているように思います。
本当はコンピュータやICTの発展は、人に余裕をもたらすはずですが、
結果的に仕事量は増えていき、様々な情報に触れて忙しくなり、
ちゃんと話す時間どころか、数十秒のコミュニケーションが必要になりました。

今後も、この流れは加速すると思われます。
しかし、そこに人が置いてけぼりになると、意味がありません。

時には、ゆっくりのんびり、数十分の話にもゆっくり付き合える
そんな心の余裕を持ちたいと思います。

私は小さい子の話が好きです。
結論がなく、同じ話が幾度もぐるぐるし、そして、とんでもない結論になる。

そんな会話を時に楽しみましょう。