向き合う怖さ

自分自身の努力のたりなさ、
弱みと向き合うことは非常に怖いです。

それなら、いっそ、発達障がいや知的障がいのように
生まれ持った資質で、どうしようもない物と
捉えられた方が楽と思う方います。

本当に発達障がいや知的障がいで苦労されている当事者にとっては
驚くべきことかもしれません。
しかし、自分はきっと努力ができない、向き合えないと
絶望している人もいます。
その人にとっては、
「どうしようもできない」と考える方が、
向き合うよりもよっぽど楽な気持ちになるのです。
自分の問題に向き合い、乗り越える挑戦をした時に、
きっと自分は乗り越えられないし、
挫折の辛い気持ちを味わってしまう。
それなら、いっそ諦めた方が楽な気持ちになるのです。
幾度も折れた経験はそれほどに辛い気持ちになります。
ただ、諦めたからと言って、本当に障害を抱える訳ではなく、
辛さが目の前から消える訳ではありません。
自分自身の中でストレスの落ち着く場所ができて、
少しだけ気持ちが軽くなるだけです。
本当は、しっかりと向き合い、乗り越えられればいい。
そんな風に思う方もいます。
私はつい、早く乗り越えて欲しいと思うことも多かったですが、
それだけとダメだなと思うようになりました。
ゆっくりとあなたの目の前で待ち、
あなたの準備が整うまで居続けます。
そして、向き合う心の準備ができれば、
乗り越えるまで応援し、折れれば支え木となりたいと思います。
向き合う怖さは私もあります。
一緒に乗り越えていきたいと思います。