言葉の効果

人は言葉に大きな影響を受けます。
例えば、「おはよう」「良い天気だね」と
言われると、どんな気持ちになりますか?
大きく喜ぶわけではありませんが、
悪い気持ちになりません。

少し元気になる感じでしょうか。

次に「しんどい」「辛い」「嫌だ」と
言われると、どんな気持ちになりますか?
どんな表情で言われるかによりますが、
あまりうれしい気持ちにならず、
落ち込む気持ちになるかもしれません。

最後に「ありがとう」「嬉しいよ」「大好き」と
言われると、どんな気持ちになりますか?
今度は嬉しくなると思います。


このように言葉を見るだけで
気持ちは動き、その言葉に近い感情を
思い出します。

言葉の力は強いです。
そして、この言葉を自分で口にする際に
一番近くで聴いているのは、
自分自身だと言われています。

その為、下記のような否定的な言葉を
自分が言ったとします。
・暴言 「うるせぇ」「馬鹿野郎」
・否定 「どこか行け」「そんなことは無い」
・責め 「お前のせいで」「あなたが悪い」
相手に向かって、その言葉を吐き出していますが、
最も近くでその言葉を聴くのはあなた自身です。

そうなると、言っている最中は気付かないと思いますが、
どんな気持ちになりそうでしょうか。
逆に、下記のような肯定的な言葉を
自分が言ったとします。
・感謝 「ありがとう」「感謝しているよ」
・褒める 「いつも凄いね」「尊敬しています」
・優しい 「ゆっくりでいいよ」「一緒に考えようね」
このような言葉を相手に向かって言ったとしても
一番、近くで聴くのもあなたです。
どんな気持ちになりそうでしょうか。

人は、自分が受け取ったことばで
心が形作られるともいわれています。
自分自身の心をどのような心に育てたいか、
その為に、必要な言葉がけを塑像して、
言えるようになると良いと思います。