脱力と手を抜くことの違い

寒くなると体に力が入ってしまいますね。
暖かいコタツに入って、のんびりと過ごしたくなると思います。
厳しく冷たい風が、悩みを抱える方やしんどい方の
今の現状とすれば、
カウンセリングでは、暖かいコタツのようにホッと過ごして
いただきたいと思っています。
ただ、一時的な温もりで終わってはダメなので、
心の中からぽかぽかとできるように、
カウンセリングでは一緒に考えさせていただきます。
一番良いのは、どんな時でも常に心の中に
ぽかぽかと心が温まるような応援してくれる人の存在や
自分を信じる信念のようなものがあることです。
それを見つけられるように一緒に考えさせていただきます。
さて、最近、脱力やリラックスを書いていると、
怠ければいいんですか?と尋ねられました。
そんな風にも聞こえてしまいますよね。
ただ、私の中では少し違います。
脱力は、力を抜くことであり、力んでいる自分の力を緩めることです。
それは、いつも頑張り過ぎたり、集中し過ぎている所から、
ちょっと力を抜いて、ゆったりすることを勧めています。
脱力の真逆は、頑張り過ぎと思っています。
それでは、怠けるとは何でしょうか。
これは、やらないといけない時に、手を抜くことだと思います。
例えば、お給料を貰ってお菓子を並べる品出しをしていたとします。
頑張り過ぎて2人で仕事をするところを1人でしようとしてしまったり、
終わらなかった時に自分の責任に感じて非難している時に、
脱力は、そんな責めなくていいよ。
1人で出来ることには限界があるさ。
無理せず、できることをやっていこう、そんな風に思うことです。
一方の手を抜くことは、
品出しの仕事をさぼって、お店の裏で珈琲を飲んだり、
煙草を吸ったりしていることです。
品出しの仕事をもう少し頑張れそうだけど、
力を温存することを「手を抜く」ことになるんじゃないかと
不安になる方もいます。
ただ、そのように考える時点で頑張っていらっしゃる方ですので
頑張り過ぎなくて大丈夫です。
程よく、脱力していきましょう。