悪い気持ちに反応しない。

 

最近、学んだことの中に、悪い気持ちに反応しないということがありました。
どちらかと言うと、心理学は、気持ちの持ちようをコントロールしようとするので、
気持ちに反応しないということは目から鱗でした。

しかし、よくよく考えると非常に有効な方法ですので、
皆さんにも是非とも紹介したいと思います。

私たちは、何か嫌なことや不安なことがあると、
その気持ちを何とかしたいと思います。
そこで、不安を拭い去るための事実を探したり、
嫌なことを拭い去るために、気が紛れることを一生懸命に取り組んで、
考え方を変えていこうとします。

しかし、この反応しないという考え方には、
そもそも、そのように悪い気持ちが出てきた時に、
何とかしようとする取り組みこそが、
私たちを疲弊させ、しんどくさせていると考えるのです。

その為、不安や嫌なことがあっても、
「そっか〜」ぐらいで、何も考えず、何も追求せず、
拭い去る努力もせず、否定することもせず、肯定もせず、
ただ、置いておくのです。

そうすると、私たちは不安があっても疲れることもなく、
さらに不安が募る想像をすることもないので、
いつの間にか不安は収まってくるというのです。

それこそ、タンスの角で小指をぶつけると痛いですが、
その痛みを取ろうとさすり続けたり、
気にし過ぎると、痛みが続いている感覚になります。

それを反応しないことで、いつの間にか少しずつ忘れていくのです。
場合によってはタンスの角に小指をぶつけたことすら忘れるでしょう。

そんな風にする考え方があります。
これを自分で行うことが難しければ、一緒に練習をすることはできますので、
お声掛けくださいね。