ワーキングプア

皆さん、ワーキングプアという言葉をご存知でしょうか。
一般的な言葉になりつつあるので、ご存知の方も多いと思います。

働きながらもお給料が少なく、フルタイム勤務ながらも
手取りは生活保護並みか、生活保護以下という状況を
ワーキングプアといいます。

さらには、市役所などの公的な場所で働きながらも
ワーキングプアな方もいて、官製ワーキングプアともいわれています。

実際に、この時期になると求人が出始めますが、
市役所などの窓口で1年間の契約社員として働く方は、
額面で18万円、手取りだと16万円で、一人暮らしで家賃の支払いがあると生活するだけで苦しい状況です。

さらに正社員の中には基本給15万という所もあり、
手取りだと、14万円で、生活保護の方が
様々な扶助がある分、生活や豊かになるケースもあります。

ただ、このような状況に置かれる若者や、中年が増えると
キャリアアップができずに本人が困るだけではなく、
消費活動を控えられ、結婚や出産がリスクになって回避するので、
日本の活力はドンドンと損なわれます。

企業が今の収益を選んだ結果、将来性が損なわれる状況になります。
その為、ワーキングプアは本人の問題ではなく、
社会の問題ではないかと私は考えています。

この状況を解決するためには、「企業がもっとお金を出しなさい」
という考えや、「国が悪い」という考えだけではないと思います。

小さい頃から、お金の勉強や、働くことに意識付けを行い、
自分の人生を考える機会を作ることが必要かなと思います。
これは、私たち全員が幼い子供に対してできる事だと思います。

このワーキングプアを少しずつでも改善したいと思います。