若き日にバラを摘め

先日、瀬戸内寂聴さんの本を拝見した際に、

心に残った言葉があります。

それが、今日のタイトルの「若き日にバラを摘め」という言葉です。

 

この言葉の意味は、バラの花には棘があります。

欲しいバラがあった時に、その棘が怖くて手を出せないとバラを手に入れることができません。

痛さを覚悟してバラの花に手を伸ばし、握った際に痛かったり血が出ても

そこでしっかりとバラを握って、摘み取ると、欲しかったバラが出に入ります。

 

若いうちは、そこで手が傷付いたとしても、早く回復することができます。

若き日には、積極的に欲しいバラに手を伸ばし、摘むことが大切だそうです。

 

もちろん、バラの痛さで手を放してしまうこともあるかもしれませんが、

手を伸ばさなかった後悔に比べると、手を伸ばして駄目だった後悔の方が

後々に痛いとのことです。

 

私はその言葉を見た時に思いました。

これは、若い時だけじゃないと。

 

もちろん、人は行動して失敗した時が怖くて、行動できない人が多いです。

しかし、多くの人が、行動しなかったことでの後悔を感じている方が多いように思います。

その為、若き日ではなく、思い立った時にバラを摘むことが大切とも思いました。

 

大人になってからの傷は後が残ったり、痛みが引きにくいかもしれません。

しかし、それでも手を伸ばさなかった後悔も後に残ります。

 

勿論、手を伸ばすときにむやみやたらに伸ばすのではなく、

本当にそれが欲しいのかを考える事が必要かもしれませんが。

それでも、本当に欲しいと思ったのであれば、痛みを覚悟で手を伸ばす勇気が必要と思いました。

 

痛いことが分かっているのに、手を伸ばすことがなかなか出来ない私ですが、

今後は勇気を持って手を伸ばしたいと思う今日この頃です。