何かの安定した生活が終わるとしたら、
不安を感じるのでしょうか。
それとも、ワクワクした希望を感じるのでしょうか。
キャリアカウンセリングの考え方の中に、人が成長するきっかけとなる転機を調べているものがあり、
その中で、転機は「終焉」から始まるという考え方があります。
安定した生活、安定した仕事など慣れたものが終わる時に、
人が変わる転機が開始されるというものです。
そして、この転機を上手く乗り越える事ができれば、成長に繋がり、
転機を乗り越える事が出来ないと挫折に繋がります。
この転機の乗り越え方は様々です。
例えば、仕事をしている方で、突然、転勤などを伴う異動の事例を出されたとします。
そうすると、今までの生活や仕事など、慣れ親しんだものが終わり、
何らかの変化が生じます。
ここでの転機の乗り越え方としては、様々なのですが、
例えば異動先で同じように頑張ることも乗り越え方の一つです。
それ以外にも、今までの働き方を振り返り異動をきっかけとして、
私生活を充実させるという乗り越え方をする方や、
場合によっては転職や独立などを考える方もいるかもしれません。
この全てが捉え方によって転機を乗り越えて、上手く対応をしていると言えます。
どの選択をしても、努力は必要かもしれませんが、このような経験によって人は成長に繋がっていきます。
一方で、異動と言われた際に、自分は職場から見放されたと考えて、
無気力になってしまったり、異動は嫌だと思い続けて毎日を過ごすだけだと
乗り越えたとは言いにくいと思います。
そうすると、成長に繋がりにくくなります。
10月と4月は異動や昇進などが多い時期になります。
転機は捉え方次第で前向きにも後ろ向きにもなります。
もし、前向きに捉えることができにくかったり、
乗り越え方が分からない場合には、一人で考えるだけだと視野が狭くなってしまいます。
もし思い悩まれている方がいらっしゃれば、
誰かに是非とも相談をして頂きたいと思います。