課題に向き合う余裕

 

私たちは生きていく上で多くの悩みを抱えます。

幼い頃から大人になって、亡くなるまでの間に多くの発達課題とも呼ばれる

色々な悩みや葛藤を抱えることがあります。

 

例えば、勉強に関して勉強について行けるかどうかという悩みや、

ついて行けたとしても他の方と比較して劣等感や優越感など

色々な思いを抱くことがあります。

 

他にも、自分は誰なのかというアイデンティティを獲得する上でも

様々な悩みが出てきます。

 

人は、自分は特別な人間なのでは、特別な人間でありたいという思いがあります。

しかし、特別な方というのは、なかなかいません。

そのため、自分にはきっと何か特別なものがあるのではと考えて

自分探しを考える若者もいます。

 

さらには、テレビでは同年代でキラキラしている人がいます。

一方で、自分を振り返ると特に特徴もなく、同じ日々が続いていて、

何となく自分の人生には価値が無いように思ってしまう。

そんな中で、自分は何なんだろうという考えで悩むことがあります。

 

これらの悩みや葛藤はきちんと向き合い、

自分なりの答えを見つけて乗り越えることで、

人としての強さを獲得していきます。

 

自分が弱いということや、できないということを受け入れることも

全て強さに繋がります。

 

しかし、最近は忙しさもそうですし、スマホなどで暇を潰すことが簡単にできることで、

自分自身の課題に向き合う余裕が無くなってきているのかなと感じます。

 

これらの葛藤や悩みなどの自分自身の課題は、

一旦、目を逸らしたとしても、無くなるわけではないので、

後々に出てくることがあります。

 

それらが仕事選びの就職活動や、

仕事をする中、夫婦生活など誰かと関わる中で

それらの課題が再度出てきて、忙しい中での悩みなので

より余裕が無くなってしまい、しんどくなってしまう方が多いと思います。

 

色々と忙しい方も多いと思います。

一方で遊んだり、他のことをしたいと考えて時間が無いという方も多いと思います。

しかし、自分の悩みや葛藤は見ないようにしても、

いずれは向き合わないといけないものであったりします。

 

どうか、課題に向き合う余裕を持っていただき、

是非とも自らの課題に取り組んで頂きたいと思います。

 

そのことを、新社会人のお話を通して感じた今日この頃です。