読書の効果

最近は本当に受け身でありながら手軽に楽しめる時代になりました。

スマホで多くのゲームが簡単に楽しむことができ、
音楽も楽しめ、動画も見れます。
暇を潰そうと思えば、いくらでも潰すことができ、
さらには飽きたと思えば、次々に新しいコンテンツに手を出すことができます。

非常に手軽で、気軽に利用できるので、
今やスマホなどのICT機器は手放せないものになっています。

そんな中で、読書などの機会は減っているという方は多いのではないでしょうか。

私は読書数は少ないですが、本は嫌いではありません。
高校の時には毎日のように本を読んでいましたが、
今ではすっかりと本から遠ざかっていると感じます。

そのような状況で、本を読む効果を目にしました。
人は、人と会話をしたり、物事を順序だてて考えると前頭葉が活性化します。

この前頭葉は理性などを司っており、この部位が発達していないと
急に怒り出したり、感情の制御ができなくなったりします。
他の動物と比べて人はこの前頭葉が発達しており、
人間の知識が発達してく過程で前頭葉も発達したと言われています。

ただ、最近はこの前頭葉が委縮していたり、血流が少なくなっていると言われています。
その理由がスマホやパソコンが原因として挙げられているのです。

ゲームなどは物事を順序だてて考えているようで、
一定の決まったプログラムの中で一定の手順を踏むものであり、
考えているようで試行錯誤はあまり出来ておらず、前頭葉は活性化されないようです。

さらに最近のゲームは待たせたり、考えさせ過ぎて不快にならないように
快適になるよう工夫されているようです。
その為、余計に前頭葉は活性化されにくくなっています。

一方で、読書は自分の思い通りになる訳ではなく、
読んで想像しないと物語などは理解できません。
そして、多くの本を読んで想像すればするほど、非常に楽しくなってきます。

漫画のような簡単に流し読みできるものではなく、
本のような活字情報で、想像することが一番効果的なようです。

この本を読み、理解し、想像し、楽しむ一連の流れが
私たちの脳に適度な刺激を与えて、理性や情緒を育んでいく効果がみられるそうです。

非常に面白いですね。
毎日の読書は難しいですが、一か月に一冊は本を読んでみようと思いました。

もし、皆さんも何故かイライラしてしまうことや、
子どもが落ち着きがないなどで悩んでしまう場合には、
自ら本を読んだり、お子様に本を読み聞かせて対話をすると、
少しずつ改善できるかもしれません。

是非とも試して下さい。