微表情心理学

人の表情には感情が現れやすいそうです。
その表情はほんの一瞬であり、しかも何かが起こったすぐ後に反応が起こるそうです。

それは一瞬口角が上がるとか、眉間が一瞬動くとか
些細な動きが多いです。

もちろん中には、反応が出にくい方や
訓練や何らかの障害で表情筋が動きにくい方もいますが、
多くの方は感情が表情に出ます。

それを調べている学問が微表情心理学と言われています。
少し前の海外ドラマになりますが「Lie to me」という映画がありました。

人はこの相手の微表情を読み取り意思疎通を行います。
しかし発達障がいなどの方は相手の微表情を見た際に、
この表情はこのような気持ちと関連づけて汲み取る事が難しい為、
相手の気持ちを読み取ることが難しいという説もあります。

その分、発達障がいの方は感性が豊かであったり、
絵画や音楽に秀でていて独特の感性を有しているなどの場合があります。
私はヒマワリなどの絵を見ても、音楽が頭の中に流れることはありませんが、
音楽が溢れてきますと言われたことがあり、凄いなと感じたことがあります。

この読み取る方の学問を表情認知心理学と言われています。
本当にどの分野でも研究者はいるものだと感心します。

この微表情心理学ですが、
本当に僅かな表情ですので、なかなか気づく事が難しいです。
そして、表情認知の力は男性よりも女性の方が秀でています。

その為、男性はよく気が利かないと言われたりします。
辛いものですね。

ただ、この力も普段から鍛える(常に表情を観察する、変化を見つけるように気を付ける)と
向上するようですが、その為に人の顔をジロジロと見てしまうと
それはそれで問題です。

その為に、もし可能であれば、
世の奥様方はご主人様に些細な変化を気付いて欲しいと思っても、
それは、急に服のセンスを向上させて格好良くなって欲しいや
熊と戦って勝って欲しいと願うように
不可能じゃないけれど、果てしなく難しい事だと思って頂きたいです。

そして、そんな難しい事を達成できるまで待つのではなく、
ほんの少しご自身の思いや願いを口に出して頂きたいと思います。

そのような事をご夫婦のお悩みを聞く中で感じました。

微表情心理学と表情認知心理学、習得できれば良いですが
なかなか難しいと思います。