今が続くという思い込み

ついつい私は、今の状況がずっと続くような錯覚に陥ることがあります。
今が好調なら、ずっと好調が続くような
今が大変なら、この先もずっと大変なようなそんな感覚になることがあります。
その感覚に陥っている時には、自分では気づくことが出来ず、
後になって振り返って、なんであんな風に考えていたんだろうと思うぐらいです。
これは私がなかなか自らを客観的に見ることができず、
精進が足りないからで、他の人はそんなことはないのではと思っていましたが、
最近、実はそんなことは無いと感じることがありました。
それは、ホリエモンのスピーチを聞いた時に、
今、日本の多くの人が、それこそ政財界や政治家の方々も
気付いていない事実があるそうです。
実は世界はインターネットとスマートフォンが出来てから、凄い勢いで変化をしていて、
今まで発展途上国と考えていた国の優秀な方がITの世界で優秀なソフトやシステムを開発し、
世界を変革させているとのことです。
確かにAMAZONが出来て、スマホが出来て、
私たちのライフスタイルは大きく変わりました。
イオンなどのショッピングモールが出来て
地元の商店街が潰れるという話が一昔前にありました。
それが、新しい店は出ていないのにAMAZONとスマホがある為、
日本全国の店舗が潰れそうになるという事が起こったのです。
全く会った事も見た事も無い国の人が作ったシステムで
私たちの生活は大きく変わる可能性があります。
今後はインドなどのアジアだけではなく、アフリカや南米の国で
今は発展途上国よりも貧しい国という所でも、
IT化が進み、AMAZONやGoogle、Twitter、Facebook、LINE
これら以上に便利で使いやすいソフトを開発する可能性はあります
それらの国々は勉強する機会が乏しいため、
勉強への意欲は貪欲であり、さらに貧困だからこそ、
そこから抜け出すための努力ができ、貪欲さがあり、
そしてITはパソコンと知識があれば出来る仕事であり、
大規模な設備が不要なため、
大きく世界を動かす可能性があります。

 

そんな方々とグローバル化、IT化が進むと競い合う必要があり、
そのような情報を理解し活かさないとアジア諸国の下請け企業に日本の多くの企業がなる可能性があります。
インドは2050年、今から30年もしない内に世界一位になる可能性があるそうです。
日本は落ち続けています。
それを理解した上で、戦う必要があるそうです。
私は日本は先進国というイメージを持っていますが、
実はそんな現状はたった数年で変わるかもしれないと思いました。
先進国に固執する必要は無いと思いますが、現状はずっと続く訳ではありません。
変化した時に、変化にうろたえないように、
現状はどのように変わっているかという事を理解し、
そして、受け入れることが今後は必要なんだなと思いました。
メイドインジャパンは古く遅れて、メイドインアフリカが世界の最先端。
そんな世界があと20年以内に訪れてもおかしくないのかもしれません。

なかなか想像し難いなぁ、と思う今日この頃です。