心理的抵抗

セミナーなどで、とても良い話を聞いた後に、
色々な質問をしたいのに、大勢の前で質問することは恥ずかしいと思うこと。
非常にステキな人が居て、話しかけたいけど、
どんな風に思われるんだろうと気になって、
話しかけることができないこと。
そんな経験はありませんでしょうか。
私は経験があります。
私は多くの人が居ても手を挙げて質問できる方ですが、
ただ、手を挙げる前には緊張で手汗が凄くなってしまいます。
講師にどう思われるんだろう、聴衆にどう思われるんだろう、
こんな質問をしても迷惑じゃないかな
このような思いなどがあって緊張をしているのかなと思います。
ただ、こんな緊張しがちな私でも、気軽に質問できる時もあります。
それは多くの人が手を挙げ、質問をして、変な質問も大歓迎の様子で
質問をする事が当たり前のような、そんな雰囲気があると気軽に質問ができます。
私のような経験をお持ちの方は、周囲の雰囲気が気になってなど
外的な要因を考えがちですが、
これらは心理的抵抗と呼ばれる、自分の心の中に壁のような抵抗を持っています。
ただ、これは実体の無い壁ですので、一度突き破ってしまうと
それ以降は随分と壁は薄く小さく感じ、次はもっと気軽に挑戦できるようになります。
もしくは何でも無くないような物だと感じる場合もあります。
この壁を突き破る方は自分ではなくても、他人の方が突き破っても
自分は二人目以降だと認識できると、気軽に壁に挑戦しやすくなります。
もし皆さんが何か挑戦をしたいと思うけれども
及び腰になっているものがある時には、
それは実体の無い、自分の心の中の心理的抵抗という壁かもしれません。
思い切って挑戦をした後に振り返ると、悩んでいた時間が馬鹿らしくなるぐらいに
簡単なことかもしれません。
是非とも、その壁を乗り越えるために、
勇気を出して一歩を歩みだしてみるか、
既にそこに挑戦した人を見つけて、その後に付いて乗り越えてみてはいかがでしょうか。
それでも勇気が出ない場合には、
一緒に一歩を乗り越える方法を一緒に考えていきたいと思います。
そのようにカウンセラーという仕事をになる前の自分を振り返る中で感じました。