相談者の内面を見抜く

心理カウンセリングでは、相談者の認知という考え方のクセや

悩みの原因となる行動パターンを理解し、

クライエントにも理解してもらい、

そしてアプローチをしていくことで、

悩みの解決を行っていきます。

 

その中では、初めに仰った悩みは来談目的と言い、

本音の部分に至るような根本となる悩みを主訴と言い、

この主訴を相談の中で確認し、アプローチをすることが

心理カウンセリングの中では求められます。

 

ただ、キャリアコンサルティングでは時々、

面接練習をして欲しい、書類を見て欲しいなど

具体的な要望を仰られた場合、

その相談に集中してしまい、

主訴が何なのかということを見落としてしまうことがあります。

 

本当は、面接練習をして欲しいという方にも

どこどこの面接が通りたいという思いがあり、

その背景には、面接で落ちてしまって、どこも受からないのではという

不安が隠されているのかもしれません。

 

しかし、そこの不安に目を向けずに、面接練習ばかりを繰り返してしまうと、

面接練習に慣れてはくるけれども、もしかすると不安が強いあまり緊張などで

本番の面接で何も話せなくなるかもしれません。

 

その為、どのような相談であっても、相談者の本心、

主訴にはしっかりと耳を傾けて、

相談者が最も望んでいる支援を行う必要があります。

 

このような事を、スーパーバイズの中で、自らが至らない事として気付きました。

勉強を始めた当初は覚えていたことなのに、

辺に慣れてしまっていたと非常に反省をしています。

 

自分の行動や、仕事の姿勢は、なかなか自分では気づきません。

そのような時に、先生となるスーパーバイズの方が客観的な視点で指摘をして頂けることは

非常に有難いことです。

 

ただ、そのような貴重な意見も、指摘された時にはムッとしてしまうこともあります。

もっと器が大きく、そして、しっかりとクライエントの為に成長できるように

精進していきたいと思う今日この頃です。