モデリング

モデリングという言葉をご存知でしょうか。

モデルという言葉は一般的ですが、

モデリングとは、ある人をモデルとして学ぶことを言います。

 

そのため、モデリングは観察学習と表現されます。

このモデリングは多くの場面で、無意識に行われていますが、

これを意識して効果的に活用することは、非常に重要です。

 

このモデリングという考え方を言い始めた方は

バンデューラという方で、自己効力感という自分の自信や

ストレス耐性にも繋がるものを研究した方です。

 

このモデリングを行うことで、自己効力感が高まることを発見しました。

例えば、自分はとてもできないと思うことを、自分と同じや

場合によっては、自分よりも劣っているという思う方が出来ていると

自分も出来るかもと思います。

 

ウサギを捕まえろと言われると、無理と思うかもしれませんが、

幼稚園児が捕まえているのを見ると、自分も出来るかもと思います。

このような自分も出来るかもと思うだけで、自己効力感が高まるのです。

 

このモデリングは、自己効力感という自分の自信を上げるためだけに活用されるのではありません。

例えば、学生が自分の出身大学の先輩に会うことも一種のモデリングとなります。

 

自分よりもはるかに賢い大学の先輩にあっても、自分が働くイメージはなかなか持てませんが、

自分と同じ大学で、自分と同じゼミに居た先輩ですと、

自分と似ていると思うため、その様な先輩が活躍していると、

自分も同じように活躍できるのかなと思えることがあります。

 

モデリングは、自分の自信に繋がります。

そして大切なことは、自分の自信に繋がるように、

自分と同じと思えるような方をみつけて、モデルにしていくとよいと思います。

そして、このモデリングは就職などの働くことや、

自分の将来の姿をイメージすることにも役立ちます。

 

このモデリングをうまく活用して、成長に繋げて頂きたいと思います。

そのようなことを、先輩と話しながら、やる気を出そうとしている方のお話を聞いて

感じた今日この頃です。