孤独のリスク

先日、少しだけ記載しました孤独に関する記事ですが、
質問を頂きましたので、お応えさせて頂きます。
週刊誌「東洋経済」に記載している孤独死の記事を読んで、
先日のようなことを私は感じました。
この記事には、日本人が話さないことや、イギリスが孤独に対するリスクを重く見ており、
孤独に対する国として対策をする事を掲げているそうです。
さらに、孤独でいることは、たばこを15本分吸うことと同じぐらいの
身体的なリスクが存在しており、
日常的に運動をしないことよりも、孤独に生活をすることの方が
病気のリスクが高くなるそうです。
ブリガム・ヤング大学の心理学教授ジュリアン・ホルトランスタッド先生は、
アメリカの心理学会で、孤独は早期死亡のリスクを2倍に高めていると言っており、
社会的な繋がりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下すると述べています。
仲間の存在、社会の繋がりは非常に重要です。
一方で、この記事には、日本は社会的な離脱を一度してしまうと、
復帰し難い現状が述べられていました。
キャリアコンサルティングを行なう中で、40代、50代の方で、
一度会社を辞められて、数年経た後に、正社員としてお仕事を探しても
見付かり難い現状があります。
ただ、アルバイトなどは経済的にも、肉体的にも、精神的にも厳しくなります。
それでも頑張って警備員などで働く高齢の方もいますが、
非常にお辛い方もいます。
今の日本は、孤独だけではなく、親の高齢化による介護離職などの問題もあり、
自分の責任ではない退職を迫られるケースもあり、
その後、介護をして親が無くなった後には、社会的な繋がりも無く
復帰も得にくい現状が有ります。
何とか解決しないと、放置すればするだけ悪化する問題です。
このような状況で、私たちが出来る事は、
社会的な繋がりを求める人を、断ち切らないこと、
社会的な復帰を果たせる環境を作ること、
それを問題意識として持ち、行動できる範囲で行動することだと思います。
これらの問題は私たちには無関係ではなく、
私たちの横で怒っている問題であり、
いつ私たちが当事者になってもおかしくない問題だなと感じました
私たちも孤独にならず、
孤独になった人を助けられて、
そして孤独になった時に、助けて貰えるような
そんな社会が出来るように少しでも行動したいと思いました。
まずは私は社会に馴染めず孤独になりそうな方や、
仕事が見つけられず悩んでいる人に対して、
一緒に考え悩み、解決策を考える手伝いをしていきたいと思います。