話さない、話せない

先日、とある記事で孤独に関して取り上げているものを見ました。
その中で、日本人は会話をしていない中高年が多いとあり、
特に家庭内で2週間に1度しか会話をしない家庭が1割以上いるとありました。
皆さんはこの割合を見て、どのように感じるでしょうか。
私は、多いと思いました。
家庭内だけではなく、IT化が進み、職場内でもコミュニケーションが減っており
業務上のやり取りはあっても、仕事の悩みを話せる環境や時間が
なくなってきているという話を伺います。
皆さんは、最近、自分が悩んでいる事を気軽に話した経験はありますでしょうか。
何でも話せる相手をすぐに思い浮かぶことができるでしょうか。
学生の方は幾人か思い浮かぶかもしれません。
しかし、社会人の方は、この話はこの人には出来ない。
この話は、自分はこういうキャラクターだから話してはいけない。
これは、常識的に考えておかしいと思われるから話せない。
そんな事を考えると、結局は話せず我慢しているという方も
いらっしゃるのかなと思います。
我慢は心の淀みになり、身体に悪い影響を与えます。
我慢するということは、頭の中で考え続けるけど、
口には出さないので、なかなか解決できません。
頭の中で考え続けるということは、それだけ頭が休まらず
回復できなくて、うつ病などの精神疾患のリスクが高くなります。
話さないのか、話せないのか、話す場所が無いのか、
聞いてくれる人が居ないのか、
それは私にも分かりません。
ただ、どんな話しでも聞いてくれる人がいると、
それだけで気持ちが楽にならないでしょうか。
カウンセラーである私も、我慢して心が淀むと疲れますので、
極力、話すようにしています。
話をただ、聞いて下さる方に、否定されずにただ、うなづいて下さる方に
聞いて貰いたいと思います。
私が皆さんのお話を聴かせていただく際には、一切、どなたにもお話することはありません。
常識や世間体などは、一切気にしません。
もし、聞いて欲しいお話があれば、ご連絡頂ければと思います。
そのような事を、話せない方が多くストレスを抱えているというお話を聞いて感じました。