目に見えていないところで

先日、ちょっとした事情で、色々な家の内見を行う機会がありました。
その際に、雨戸を動かすと、雨戸の内側に黒い小さな塊があり、
何なのかを質問すると、「コウモリの糞」と伺いました。
何とコウモリは長らく人が住んでいない家の雨戸を開け切った際の
雨戸と壁の隙間に住み着くんだそうです。
厚さ5cmも無いような隙間に入り込んで、住んでいるということ、
こんな近くにコウモリが住んでいることの2つに驚きました。
確かに地元の岸和田でも、小さい頃から夕方になるとコウモリが飛んでいました。
コウモリは洞窟に住み着くイメージだったので、
近くに洞窟も無いのに、どうしてこんなにコウモリが飛んでいるんだろうと
疑問に感じたことがあります。
小学生ぐらいでしょうか。
その事を思い出し、26年ぶりに疑問が解けました。
私はテンを見たことはありませんが、よく屋根裏に住み着いているとも伺います。
野生の蛇も長らく見ていませんが、きっと公園に普通に住んでいるのかなと思います。
目に見えている世界は本当に僅かで、
私の生活のすぐ側に多くの知らない世界があるんだと思うとワクワクした気持ちになります。
そんな中で、最近始まったドラマで、「ウサギと亀」の追いかけっこの話しで
なぜ亀は寝ているウサギに声を掛けなかったのかという理由を聞いて、
非常に面白かったです。
亀は地面から数センチの世界が面白くて、それ以外が目に入らないという発想が
非常に新鮮でした。
高い目線も低い目線というだけで、世界が全く変わって見れるんだろうなと思います。
自分の身の回りに起きていることも、起きていないことも、
ちょっと違った目線から見ると、様々な発見や面白さがあるのかなと思いました。
そして、色々な悩みや不安も、違った目線で見ると、
意外な解決方法や、そもそも悩みや不安が無くなるのかもしれません。
そんな風に思いました。
そのような視点を私自身が身に付ける為に、広く大きな目線は勿論ですが、
全然違う、思いも寄らない目線にも気を配り、自分でも見ていきたいと思いました。