不登校

不登校、登校拒否などの言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
以前に、今は登校拒否ではなく、不登校という言葉が使われいるというブログを
記載しました。
理由として、いじめなどの場合、被害児童が登校を拒否しているのではなく、
自分の心身に危険が生じているので、とても登校できる状態じゃないので、
不登校(登校が出来ない)状態になっているのです。
その為、被害生徒へのケアと、加害生徒に対しての教育・更正が必要となります。
現在、日本の教育現場では、不登校が増えています。
平成9年以降、平成28年度まで毎年10万人を超えていて、
人数、割合ともに増えている状況です。
昨年は小学校3万1151人、中学校10万3247人、合計13万4398人で、
この不登校も年間に連続又は断続して30日以上を欠席した児童生徒としています。
非常に大変な状況が教育現場で起こっています。
この不登校は様々な原因があります。
家庭環境、学業不振、いじめ、発達遅れなど様々な状況が考えられます。
この一旦である「いじめ」ですが、実は文部科学省の定義としては、
児童生徒同士を想定しており、教師から児童生徒へのいじめは想定されていない状況です。
ただ、幾つものケースで、教師がいじめに関わったケースが見受けられるので、
この定義もどうかなと思いました。
教師の資質が悪いことは勿論問題ですが、
ただ、教師自身が過労になるような環境が教育現場に存在するという事実もあります。
人は追い込まれると、自分の心を守る為に過度の攻撃性を示す場合があります。
教師も人です。追い込まれると暴力性を抑えられない場合もあります。
そして、家庭環境で適切な愛情を得ることができないまま、学校現場に来ると、
過度の暴力性を示す場合もあり、
教育現場だけではなく、家庭問題、社会問題も関わってきます。
この不登校に対して、多くの団体がこども食堂や、
ピアサポートなど居場所作りや、こども支援などに取り組んでいます。
教育現場でもスクールカウンセラーなどが頑張っています。
少しでも今後を担う若い人たちの環境が良くなるようになって欲しいと思います。
不登校の状況を学ぶ中で、切に感じました。

今後、どのような関わりが私自身出来るか分かりませんが、少しでも若い方の支援ができるように頑張りたいと感じました。