日はまた昇る

「止まない雨は無い」「日はまた昇る」
などは前向きな、良い言葉だと思います。
今が暗くしんどくても、いつかはまた改善されるという
前向きな思いを端的な言葉で表現されていて、
元気付けられるなと思います。
ただ、本当にしんどいとこのような言葉も
心の中には入ってこず、恨み言を言いたくなります。
「このしんどい思いはずっと抱えている。
 いつか無くなるなんて、気楽には思えない。」
そんな風に考えてもしまいます。
幼少期に負った傷や、本当に信頼していた人から裏切り、
心が壊れるぐらいに疲弊してしまうと
元気な状態になるには長い時間が掛かることも多いです。
その為、このような思いや考えが出てきてしまいます。
もちろん、本当に雨は振り続けないのか、太陽は必ず昇のか、
それは私には分かりません。
もしかすると天文学的に、0.001%の確率でそのようなことが起こるかもしれません。
突然、明日から雨が振り続けて止まないなんてこともあるかもしれませんし、
太陽が隠れ続けて、見えないなんてことも起こるかもしれません。
しかし、「決して雨は止まない」「太陽は昇らない、真っ暗なままだ」と
考え続けるよりも、
「止まない雨は無い」「日はまた昇る」と考える方が、
心も元気になりやすくなり、日はまた昇りやすくなると思います。
きっと心に日はまた昇ると考えて頂き、
そう思えないときには、一緒にそう思えるように
考えていきたいと思います。
そのような事を、台風のニュースを見ながら感じました。
多くの地域では、7月から立て続けに起こる被災の復興が完了していない所もあります。
何とかこの台風を乗り切っていただき、
また明るい毎日を取り戻せるように願っております。