百聞は一見に如かず

「百聞は一見に如かず」とは、繰り返し人から話を聞くよりも自ら1回見る方が理解ができるという意味です。

北海道のベランダ畑の風景を100回説明されるよりも

1回旅行に行って、見た方が非常に分かるし、感動すると思います。

 

この言葉はもっと先があることを先日、初めて知りました。

それは「百見は一考に如かず」「百考は一行に如かず」「百行は一効に如かず」「百効は一幸に如かず」と

続くそうです。

 

「百見は一考に如かず」とは、100回ただ見るだけよりも自ら考える方が

意味があるという意味だそうです。

物事をしっかり考えないと、どれだけ見ても意味がないということです。

なるほどと思いますね。

 

「百考は一行に如かず」とは、100回考えるよりこ1回行動することに

意味があるということだそうです。

新しいことをするときに不安で、考え過ぎてしまう方もいますが、

考えて悩み続けるよりも、実際に実行に移した方が得る物がたくさんあります。

百考は一行に如かずですね。

 

「百行は一効に如かず」は、100回行動するだけよりも、

1回効果を出す、成果を出す事が大事という意味です。

取り組むだけでも偉いですが、きちんと効果や成果を出す事を考えて取り組むことが

大切ということです。

 

行動は非常に大事ですが、同じ行動をして失敗し続けるよりも

失敗から学び取り、工夫し、行動を変えて、

結果に結びつくように考えることも大切です。

カウンセリングでも、どうすれば楽になるか、自分にとって良い結果に繋がるかを考えて

取り組んでいきます。

 

効果を求めることは必要ですね。

 

そして、最後の「百効は一幸に如かず」は、ただ実績をあげ続けても

それにより誰かが幸せにならないと意味がないということだそうです。

 

胸に突き刺さりますね。

 

今は成果を求められることも多いですが、

それにより自分も含めた誰かが幸せになることが大切という事です。

 

普段、よく耳にしていることわざも、このような意味に繋がっていると初めて知りました。

よく出来ていると思い、良い意味だなと思いました。

私もよく見て、よく考え、よく行動し、しっかりと効果を求め、

そして、誰かを幸せにできるようにしていきたいと感じました。

 

昔の言葉が残るということは、それだけ深い意味があるのだなと思いました。

昔の方からしっかりと学びとり、仕事や自分の人生に活かしていきたいと思う今日この頃です。