レジリエンスという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
「回復力」「弾力性」という意味であり、
心理学領域では精神的回復力とも呼ばれています。
精神的に披露しやすいようなストレスフルな環境や、驚異的な状況に置かれても
精神的健康や適応的な行動を維持できる能力や特性のことをレジリエンスが高いと表現されたりします。
ストレスがかかったとしても次の日にはケロッとしているような方が
レジリエンスが高い方です。
このレジリエンスには楽観性、意欲的活動性、関係志向性という3つの考え方があります。
物事をポジティブに捉える心が「楽観性」です。
これにより、ストレスフルな環境であっても楽観的に物事を捉えて、
悲観的に考えなくて済むようになります。
ねばり強く問題を解決しようとすることが「意欲的活動性」
大変な状況でも、すぐに諦めようとせず、何とかしようとして
実際に何とかなった経験を掴むと、どんどんとレジリエンスが高まっていきます。
ネガティブな心理状態を立て直すために他者との内面の共有を求める「関係志向性」
多くの人と共感的な関係を築くことで、よりネガティブな心理状態から回復することができ、
より回復力が高まっていきます。
このレジリエンスは元々、高い方もいますが、
心のトレーニングにより高めていくことが可能です。
認知行動療法という考え方を変えていく訓練で
少しずつ自動的な思考を変えて、楽観性に近づけた考え方を身に付けることもできます。
ストレスが多い社会になっています。
その為、レジリエンスの考え方を意識して、
自分自身の心の強さを身に付けていき、元気な状態で過ごして頂きたいと思います。
このレジリエンスを高めていきたいと思う場合には、
一緒に考え方の訓練にお付き合いをさせて頂きたいと思います。